ー老人たちの共通する過去…次々死んでいく人たち
別役実『犬が西向きゃ尾は東』の上演時間・人数
人数 6人 男4人 女2人
上演時間 約100分
あらすじ
舞台には電信柱とごみ捨て用のバケツが一個。
老いた5人の男女が歩数を歩きながら、やってきては去っていき、またやってくる。
それぞれ体調が思わしくなく道中はままならない。
そこへ、刑事らしき男が「行かずに歩こう会」を探しにやってくる。
男女はある過去を共有しているようなのだが、思い出は錯綜し関係は混乱する……。
作者:別役実について
別役実さんは日本の日本の劇作家で、日本の不条理劇を確立したと言われています。
多筆と知られており、戯曲の作品数は日本で一番多いとも言われています。
2003年から2009年まで、兵庫県にあるピッコロシアターのピッコロ劇団の代表を務めていました。
特徴
別役実さんの作品の特徴は、
・「男1」「女2」などのように固有名詞を持たないことが多い
・電信柱、リアカーなどがモチーフとしてよく使われる
・不条理劇特有の話の噛み合わなさが随所に見られ、独特な設定な場合が多い。
などが挙げられます。
主な受賞歴
『マッチ売りの少女』『赤い鳥の居る風景』で岸田國士戯曲賞。
2008年、『やってきたゴドー』で鶴屋南北戯曲賞
など
別役実『犬が西向きゃ尾は東』の台本入手方法
台本は、せりふの時代 2007年 夏号に掲載されています
別役実『犬が西向きゃ尾は東』の上演許可について
別役実さんの上演許可は、別役さんの死後、三一書房さんが代行して取り扱っているようです。(2020年3月現在)
三一書房さんの問い合わせフォームより申請するようにお願いします。
必ず、上演許可をとってから上演するようにしましょう。
[https://31shobo.com]