上田誠『来てけつかるべき新世界』の上演時間・人数
人数 男10 女2
上演時間 約130分
受賞歴
第61回 岸田國士戯曲賞受賞
あらすじ
大阪・新世界のはずれ。取り立てて特徴の無い大阪の街角にも、ドローンが飛んで来るようになった。近所のマズいラーメン屋はドローンに岡持ちを持たせて出前をするし、串カツ屋を買いに来るドローンはいるし、おまけにドローンは串かつにひたしたソースを飛び散らせるから困ったものだ。将棋は人工知能に負けるし、アレにもVRは蔓延るし…「アァー!長く生き過ぎたァー!」
概要
ヨーロッパ企画によるドタバタコメディです。やはり上田誠さんらしくコメディで一貫された構成。
典型的な大阪人のキャラクターの個性的な動きがとめどなく笑いを誘ってきます。
複数の幕によって構成されており、時間の移り変わりをモノローグで語る形式なので、古典的な演劇の様式ですが、それでいて扱うテーマは現代的でおもしろいです。
見るだけでなく、読んでいてもとても楽しい作品です。
上田誠『来てけつかるべき新世界』の台本入手方法
来てけつかるべき新世界は、白水社より単行本として出版されています。
書店や通販サイトなどでご購入ください。
巻末には特別付録で、舞台用の構想メモや衣装デザイン、舞台美術資料や舞台写真が収録されているとのことなので、ぜひ、一度ご覧ください。