【男1女5・60分】鈴江俊郎『そこにあるということ』

鈴江俊郎『そこにあるということ』の上演時間・人数

上演時間 60分
人数 6人 男1女5

受賞歴

1996年2月 劇団八時半公演でKYOTO演劇フェスティバル大賞を受賞

あらすじ

中山は二十八才。
同時に三人の女性を妊娠させてしまった。
女たちは中山の部屋に押し掛け、詰め寄る。
三人三様の孤独がいとおしかった、としか言いようがない。
うまく説明できない中山。
食堂で焼きナス定食を楽しみにしていると、突然泣けてきて困ることがある。
楽しみにしている自分のことを見ちゃったんだ。
見ちゃったらお終いのような気がするんだ。
そこにはなにもないんだきっと。
呟くばかりの中山を女たちは見捨てられるのか。女たちもまた呟くのだろう。
そこにはなにもない、と。
https://shiroinuma.wixsite.com/shiroinuma/sokoniより引用。


感想・コメント

60分なので高校演劇の台本にもってこいではと思って読んだ作品です。

内容がちょっと大人めなのかなとも思いましたが、高校生ならきっと大丈夫でしょう。

鈴江さんは、人間のそこはかとない寂しさを描くのにかけては誰よりもすごい技術を持っていて、それは時にストレートで、時に曲がりくねっていて、もともと人間が矛盾した生き物であると訴えかけるように、登場人物の言動の微妙なずれからその人たちの寂しさを描き出すんですよね。

この作品もそういった作品です。とてもおもしろいのでぜひ読んでください。

鈴江俊郎『そこにあるということ』の台本入手方法

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そこにあるということ | shiroinuma

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