【多数・130分】野田秀樹『パンドラの鐘』
野田秀樹『オイル』と対になる作品。 そちらではついついコメントしすぎてしまいましたので、こちらでは手短に述べようと思います 野田秀樹『パンドラの鐘』は、一言で言うと、「(意味するものが)わかったら面白い!けど、わからなくてもめっちゃ面白い!」と言う感じです。 野田秀樹さんは、釣りがねを見た時にそれが原子爆弾のイメージと繋がったようで(それがすごい)、こちらも戦争の話です。戦争中、そして戦後の日本の天皇制に対する皮肉の意味合いが込められているのですが、その比喩がさりげないというか、ああ、確かにそうだなあと思わされる作品でした。日本史でその辺りを詳しくなさっている方がいたら、ぜひ観てみるといいかもしれませんね。 いずれにせよ、そんな深い意味を考えなくても観たら面白いし、普通に泣ける作品です!