【男8女5以上・150分】松尾スズキ『ふくすけ』

〜150分

ー生まれてこない方が良かった時、人はどう生きるか。 それでも宗教も未来も来世も信じる事が出来ない時、人はどう生きるか

松尾スズキ『ふくすけ』の上演時間・人数

松尾スズキ『ふくすけ』の上演時間は約150分です。

登場人物は、男8 女5+アンサンブル複数人です。

あらすじ

「生まれてこない方が良かった時、人はどう生きるか。 それでも宗教も未来も来世も信じる事が出来ない時、人はどう生きるか!」

冴えない中年男、エスダヒデイチと、精神のバランスを崩し告訴魔となってしまった妻マス。ある日行方不明になったマスを、ヒデイチは14年も探し続けている。

とある病院の怪しい警備員コオロギは盲目の妻サカエに歪んだ愛情を抱き、サカエはコオロギを献身的に愛していた。

テロリストであるコズマ三姉妹は、食うや食わずの境遇から歌舞伎町の風俗産業で一発当てて、飛ぶ鳥落とす勢い。

薬剤被害で奇形児として生まれ、長い間製薬会社によって監禁されていたフクスケが発見・保護された。

様々な思惑を持った人間たちが『フクスケ』を手に入れようと、悪意と愛情が交錯する―!

https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/12_fukusuke/storycast.htmlより抜粋


感想・コメント

大人計画さんの「ふくすけ」です。

デリケートな問題にこれほどまでにストレートな表現をするのか!という松尾スズキさん。

岸田國士戯曲賞をとった『ファンキー!―宇宙は見える所までしかない』でもそうでしたがこの作品も『障害』というキーワードを出しています。

普通の人なら批判を恐れて、ためらうところを松尾スズキさんは迷いなく?描いています。

そのためか、「ふくすけ」では他に類を見ないテーマが掘り下げられています。

「宗教も未来も来世も信じる事が出来ない時、人はどう生きるか」

作者:松尾スズキ について

松尾スズキさんは、俳優、劇作家、演出家、映画監督などで多岐にわたって活躍しています。

劇団『大人計画』を主宰しており、阿部サダヲさん、宮藤官九郎さんなども所属している人気の劇団となっています。

脚本の特徴としては、タブーを恐れないきわどいテーマをそつなく描きます。
『障がい者』や『近親相姦』『宗教』などは、松尾スズキの作品の中によくみられます。

自身も俳優として出演しており、最近では『カイジ ファイナルゲーム(2019)』に出演していました。

受賞歴

『ファンキー! 宇宙は見える所までしかない』で第41回岸田國士戯曲賞受賞

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』で第31回 日本アカデミー賞(2008年)脚本賞受賞

松尾スズキ『ふくすけ』の台本入手方法

松尾スズキさんのふくすけは単行本として出版されているため、購入することができます。

戯曲を売っている本屋は限られていますので、アマゾンなどの通販サイトから購入をお勧めします。

松尾スズキ『ふくすけ』の上演許可について

松尾スズキさんの上演許可は、松尾さんの劇団「大人計画」のオフィシャルサイトに電話番号の記載があるので、そちらからの申請をお願いします。

かならず、上演許可を取ってから上演するようにお願いします。

 

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