ー 眠りに棲みつく研究者
春陽漁介『トランスイマー』の上演時間・出演人数
『トランスイマー』の上演時間は約110分(目安)です。
登場人物は、10人で男5 女5です。
データは再演版をもとにしています。
初演の「トランスイマー」とは人数や内容が異なっておりますのでご注意ください。
受賞歴
春陽漁介『トランスイマー』は、門真国際映画祭2019舞台映像部門最優秀J:COM賞を受賞しています。
あらすじ
私は、スイスの心理学者カール・ユングの集合的無意識を次のように解釈する。
身近な集合的無意識は夢の中にあって、自分だけの世界でしかないと思っていた夢の中は、他の誰かと繋がっている。
夢は記憶のプール。私はコースロープをくぐり、あなたの夢に現れる
https://5454.tokyo/history.html 劇団5454HPより引用
感想・コメント
劇団5454さんの作品です。
ユングの集合的無意識の話をベースにしてつくられたちょっとしてSFものです。
過眠症と不眠症。ロングスリーパーとショートスリーパー、「睡眠」「夢」というキーワードに重なる用語をわかりやすく説明しているので話に入り込みやすかったです。
それも映像でみるとものすごくテンポがいい。台本もおそらくそうなるように書かれているのだろうと感じました。
なんども夢の世界に入るにつれて、現実と夢の境界線もあやふやになってきて、さらには自分と相手の境界線すらも怪しくなって…と話の流れも興味がそそられます。
ユングの集合的無意識をコースロープにたとえたのも素晴らしくわかりやすい例だし、話の流れとフィットしていて素敵でした。
分かりやすく、おもしろく出てくる人物も個性的で楽しいので上演してもきっと楽しいだろうと思います。
ぜひ、一度映像などでみてみてください!
戯曲『トランスイマー』の台本入手方法・上演許可について
春陽漁介作『トランスイマー』の台本は、現在販売されておりません。(2020.2/12)
上演を希望される方は、劇団5454様にお問い合わせくださいませ。
映像はこちらからご覧いただけます↓