(0)

Right Eye

作者: 野田秀樹(NODA・MAP)

Right Eye』の上演時間と人数

男:2人

女:1人

その他:

総人数:3人

上演時間:90分

あらすじ,概要

「野田」(野田秀樹)は、カンボジアで突如消息を絶った報道写真家の話を脚本にしようとする。しかし、ストレスのせいか野田秀樹は失明してしまう。 カンボジアではゲリラ。それから少年との出会いの中で、野心と良心の間にもがき苦しむカメラマン(吹越満)がいた。そして帰らぬフィアンセを待ち続ける女(牧瀬里穂)。 フィクションとノンフィクションのはざまで登場人物の心が重なるとき、そこに生まれる別の”リアル”…

Right Eyeを読んだ感想

こちらは野田秀樹『赤鬼』や野田秀樹『農業少女』と同じくNODA・MAPの番外公演として上演されたものです。少人数で行われ、比較的狭い空間を使いながらも、役者の演技やセットを活用し、場面転換が激しく行われます。 さらにその登場人物を少人数で演じわけること自体がこの芝居を成り立たせる鍵になっています。(一度、脚本を読んでみてください!) 野田秀樹さんが右目を失明したという事実に基づく話で、物語中で、失明した野田秀樹さんが「Right Eye」を「正しい目」「Left Eye」を「残された目」と言うシーンがあります。 自分の悲劇的体験ですら、言葉遊びに変え、それを報道写真家の話に置き換え、真実を問う作品をつくりあげる野田秀樹さんの力量に圧倒されました。 野田秀樹氏はこの作品「Right Eye」にでてくるカメラマンのモデルの実家を訪れ、その写真を観た時、 … その若い魂は、まだ生々しいぬくもりをこちらに感じさせるほど、力強い写真を撮っていた。その写真が、彼の作為というものが、まだこうも生々しく息をしている以上、私の作為で踏みにじっていいものだろうか、作為の自由をふりかざし、人を踏みにじる、私こそパパラッチである … 公演パンフレットより引用 と、それまでの完全なフィクションにこだわった物語から、真実をごまかすことをしてはならないと思ったらしく、”真実”ということにこだわった物語になっています。 そのためか、この作品は、野田秀樹さんの他の作品と比べて比較的わかりやすいような気がしました。夢の遊眠社時代のように、とめどないセリフについていけないと言う方は、この「Right eye」を読んでみるといいかもしれません。(セリフのスピードが早いのは変わりませんが…)

野田秀樹さんのプロフィール

Right Eyeの作者、野田秀樹さんの情報はまだありません。ぜひ情報をご提供いただけますと幸いです。

Right Eye』の台本入手方法

この台本の入手方法の情報はまだありません。
ご存じの方がいらっしゃいましたらぜひ報告ください。

0件のコメント

コメントをする

面白かった!上演します!上演しました!などご自由にお書きください

公演の宣伝の投稿も大歓迎です!

自由に交流していただけますと幸いです!

※コメント投稿時の注意事項

  • 誹謗中傷、他人へのなりすましの禁止
  • 本記事と関係のない投稿、事実に反する投稿の禁止
  • 重複投稿やスパム行為の禁止
  • 個人情報を含む投稿の禁止
  • 一度行った投稿は消せません。削除を希望される場合はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

野田秀樹さんの他の作品