鴻上尚史『エゴ・サーチ』の上演時間・人数
上演時間:120分
人数:9人程度 男5女4
(初演を参考にしています。)
あらすじ
売れない小説家の一色は、ある日、自分と同姓同名の人間がネット上にいることを知る。
結成したばっかりデコボココンビのバンド「骨なしチキン」は有名になろうと企み、「エゴ・サーチカンパニーを訪れる。
登場人物全員の気持ちが交錯するとき、切ない物語が描き出される。
概要
ソーシャルネットワークが普及しはじめていた2010年に上演された作品です。
エゴサーチとは、自分の名前で評判などを検索することです。もちろん、いい評価だけでなく、批判や誹謗中傷、見たくないことだって書かれています。
そんなエゴサーチで、もし、自分と同じ名前で、誕生日も血液型も一緒の人間がいたら…?
それはそれで別の恐怖を感じるかもしれませんね。
今回は、そんな話ですが、内容は恋愛の要素も絡んで、胸が痛くなる切ない話だったりもします。
作者:鴻上尚史に ついて
鴻上 尚史(こうかみ しょうじ)さんは、愛媛県生まれの劇団劇作家・演出家です。
早稲田大学演劇研究会出身で、在学中に劇団「第三舞台」を旗揚げし、高い評価を受けました。
現在(2020年)、日本劇作家協会会長(代表理事)も務めています。
テレビやラジオなどにも出演しており、テレビ朝日系列の『トリック』や映画『就職戦線異状なし』にも出演。
M-1グランプリの最初の審査員も務めました。
2008年に「虚構の劇団」を旗揚げし、活動中。
鴻上尚史さんの出版した本「発声と身体のレッスン」は演劇の枠を超えて、声優、アナウンサーなど幅広い分野で人気になっています。
主な受賞歴
1995年『スナフキンの手紙』で岸田國士戯曲賞を受賞。
2009年『グローブ・ジャングル「虚構の劇団」旗揚げ3部作』で第61回読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞。
虚構の劇団とは?
鴻上尚史が主宰する日本の劇団で、オーディションによりメンバーを結成。メンバーの平均年齢が20代であるなど、年齢層は比較的若い劇団で、所属俳優も10人弱であるなど鴻上さんの希望により少なくしているようです。
公演を重ねながらステップアップしていくことを目標にしており、運営会社であるサードパーティが、それをマネジメントしアシストしています。
鴻上尚史『エゴ・サーチ』の台本入手方法
鴻上尚史さんの「エゴ・サーチ」は単行本として出版されているので、購入することが可能です。
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鴻上尚史『エゴ・サーチ』の動画
初演のDVDはこちらから購入できます。
2013年版はこちらです