〜60分

【21人・60分】柴幸男『あたらしい憲法のはなし』

池の上にできた小さな島(水上舞台)を小さな国とみたてて物語は始まる。そこにあらわれる島の第一発見者。そして次々に人がやってくる。貴族、奴隷、夫婦、自由人、高校生、老人、子供…やがて、違う国が現れて、国境ができ、そして戦争にまで発展し…仮想の国をつくりあげることによって憲法の意味が浮かび上がる。
〜60分

【男1女1・60分】久野那美『たとえば零れたミルクのように』

久野那美『たとえば零れたミルクのように』の上演時間・人数 上演時間 60分 上演人数 2人 男1 女1 受賞歴 第4回テアトロ・イン・キャビン戯曲賞佳作を受賞 あらすじ ...
〜60分

【男0女1・50分】鈴江俊郎『私、うれしい』

鈴江俊郎『私、うれしい』-戯曲を探す 戯曲図書館母は一人暮らしの部屋に座って、 昔抱いた恋心がよみがえってくる不思議に囚われている。 職場の御用組合に逆らって労働運動の再建を図ろうとした息子がいた。 息子は当局に煽動された職場ぐるみのいじめにあって自殺したのだ。 母は見舞いに来た課長の前で若返っていくようだ。 風船が舞う。風船は女性の華やいだ心そのもののように頼りなく独り暮らしの部屋を舞う。 思い出すのはお腹に命を宿した日の興奮だ。 「私、うれしい。私あの人の子供を生むの。」
〜60分

【男3女1・60分】鈴江俊郎『ミジャの伯父さんたち』

天皇の軍隊に従軍慰安婦として酷使された東南アジアの女性たち。 少なくない人たちが子供の生めない身体になり、それでも名乗りすらあげられず老齢化している。 ここは韓国。 彼女に子供がいたら、三人男の子だったに違いない。 …旅館に兄弟三人が久しぶりに集まった。 三男の米国転勤を祝う会だ。 それを機に母の土地の相続配分を決着させようという会議だ。 一方で二男は長男の娘ミジャと交際しているらしい。 紛糾する会議。 しかし結局のところ皆が母を引き取りたがって衝突する。 存在しない彼らのもめごとをよそに母の一人語りは淡々と続く。
〜60分

【男3女3・60分】鈴江俊郎『待つ』

【男3女3・60分】鈴江俊郎『待つ』狼なら、独りぼっちで待つのです。 OL・マキは新興宗教の書に救いを求めて得られず俳句をひねって夜の街を眺めて笑うような孤独な女だ。 婚期を逃しかけている先輩OL、 誰彼なくプロポーズする不器用な係長、 妻子がいるのにマキに恋する同僚の男、 全てが破綻に向かっていく成り行きの中、 かすかな救いはやっぱり人の中にある、 と意地になって祈りたいのだ。 マキは、人だから。
〜60分

【男3女2・60分】鈴江俊郎『七分の一の秘訣』

【男3女2・60分】鈴江俊郎『七分の一の秘訣』-戯曲を探す 戯曲図書館美恵は男にふられた。ガス自殺しようとした。 死ねなかった。 何がどうしたのか、自分が悪かったのか、もう判断もつかない。 男は完全な説明をしてくれた。 でも私がほしいのは説明じゃなかったのに。 慰めあうような傷つけあうような下宿の隣人がいて、その人も彼女にふられたみたいだった。 ふられた者同士で話しても、話しても、結局はなにもならない。 なにもならないのはわかっているのに、私は話したいのだ。 心の七分の一だけでしか人は泣けない、という。 七分の六ではただぼんやりと自分を眺めたりするだけだ、という。 本当にそうなのか、私は自分を見つめてみる。 七分の一泣きながら、六で見つめている。 今日も。明日も。
〜110分

【男4・女2・60分】鈴江俊郎『桜井』

鈴江俊郎『桜井』上演時間・人数 上演時間 110分 人数 10人 男6 女4 あるいは 60分 人数 6人 男4 女2 2つのバージョンがあります 受賞歴 KYOTO演劇フェステ...
〜60分

【男1女2・45分】鈴江俊郎『いちごの沈黙。』

鈴江俊郎『いちごの沈黙。』-戯曲を探す 戯曲図書館 ランプの宿に、会社からのご褒美旅行でやってきた男女。 彼らはファーストフードの店長たち。 年に一度の売上コンクール全国大会の金銀銅メダリストだ。 常連になっている彼らは、この自然を満喫するというよりは自然に負けそうになっているだけの悲惨な旅に右往左往する。 三年連続金メダリストの男は苦労もしないでいろんなものが手に入ってしまう自分の現実に、なにか手応えのなさすら感じている。 手応えもないまま、社長から「こっそり使え」と八千万円もの金を預けられている。 彼の不条理な悩みは深まるばかりだ。 その時、不気味な宿の主人に彼らは監禁されていることが明らかになる。 トイレに行ったら猟銃で「部屋に戻れ」と脅されたのだ。
〜110分

【男5女7・110分】 鈴江俊郎『家を出た』

鈴江俊郎『家を出た』上演時間 110分  人数  12人(男5・女7)/14人(男5・女9)死んだはずの吉田が目を覚ますとそこは、ある「場所」だった。 心を休めるため に用意された、場所。 死者達はいったんそこに立ち寄り、そしてぷつっ、とすべて消えてしまおう、と決める。 その気持ちがかたまるまでを過ごす場所なのだ。 一日のうち決まった 時間だけ下界、現世のことを覗くことができるけれど、 そんなことをしてどうなるというのだろう。 日に日に友に母に父に恋人に忘れ去られていく私たち。 人は必ず消える。そして忘れられてしまう。それを僕たちは受け入れられるのだろうか。 さまざまな若者たちがそこでもがく。 友達思いのバスケット部員たち、いじめに復讐した少女、永遠の恋を誓った青年。 いのちっていうのは、いとおしく、そしてこっけいだ。
〜90分

【男7女11・90分】平田オリザ『ソウル市民』

登場人物はそれぞれ好き勝手に会話をしていて朝鮮支配の様子とはまるで関係のない様子でいます。そんな無意識的に出てくる支配者の様子を描いています。タコの話をずっとする男や、いつまでも来ない恋人を待つ女の子。席をたったきりもどってこない怪しいマジシャンなどなど、どこか変なんだけれども、それを観ている私たちと通じる何かがあって、本当に間接的だけれども、自分も無意識に何らかの支配者になっているのかもと、思わせる舞台です。リアルな会話で構造的に訴えかける戯曲を探す方はぜひ、一度お読みください。戯曲を探す 戯曲図書館
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