〜90分

【男5女6or男5女5・90分】鈴江俊郎『宇宙の旅、セミが鳴いて』

鈴江俊郎『宇宙の旅、セミが鳴いて』の上演時間・人数 上演時間 90分 人数 11人(男5・女6) / 10人(男5・女5) 2つのバージョンがあります。ご購入の際はご注意ください。 あらすじ 近未来、宇宙船の中。任務を終えて地...
〜60分

【男0女1・50分】鈴江俊郎『私、うれしい』

鈴江俊郎『私、うれしい』-戯曲を探す 戯曲図書館母は一人暮らしの部屋に座って、 昔抱いた恋心がよみがえってくる不思議に囚われている。 職場の御用組合に逆らって労働運動の再建を図ろうとした息子がいた。 息子は当局に煽動された職場ぐるみのいじめにあって自殺したのだ。 母は見舞いに来た課長の前で若返っていくようだ。 風船が舞う。風船は女性の華やいだ心そのもののように頼りなく独り暮らしの部屋を舞う。 思い出すのはお腹に命を宿した日の興奮だ。 「私、うれしい。私あの人の子供を生むの。」
〜60分

【男3女1・60分】鈴江俊郎『ミジャの伯父さんたち』

天皇の軍隊に従軍慰安婦として酷使された東南アジアの女性たち。 少なくない人たちが子供の生めない身体になり、それでも名乗りすらあげられず老齢化している。 ここは韓国。 彼女に子供がいたら、三人男の子だったに違いない。 …旅館に兄弟三人が久しぶりに集まった。 三男の米国転勤を祝う会だ。 それを機に母の土地の相続配分を決着させようという会議だ。 一方で二男は長男の娘ミジャと交際しているらしい。 紛糾する会議。 しかし結局のところ皆が母を引き取りたがって衝突する。 存在しない彼らのもめごとをよそに母の一人語りは淡々と続く。
〜60分

【男3女3・60分】鈴江俊郎『待つ』

【男3女3・60分】鈴江俊郎『待つ』狼なら、独りぼっちで待つのです。 OL・マキは新興宗教の書に救いを求めて得られず俳句をひねって夜の街を眺めて笑うような孤独な女だ。 婚期を逃しかけている先輩OL、 誰彼なくプロポーズする不器用な係長、 妻子がいるのにマキに恋する同僚の男、 全てが破綻に向かっていく成り行きの中、 かすかな救いはやっぱり人の中にある、 と意地になって祈りたいのだ。 マキは、人だから。
〜60分

【男3女2・60分】鈴江俊郎『七分の一の秘訣』

【男3女2・60分】鈴江俊郎『七分の一の秘訣』-戯曲を探す 戯曲図書館美恵は男にふられた。ガス自殺しようとした。 死ねなかった。 何がどうしたのか、自分が悪かったのか、もう判断もつかない。 男は完全な説明をしてくれた。 でも私がほしいのは説明じゃなかったのに。 慰めあうような傷つけあうような下宿の隣人がいて、その人も彼女にふられたみたいだった。 ふられた者同士で話しても、話しても、結局はなにもならない。 なにもならないのはわかっているのに、私は話したいのだ。 心の七分の一だけでしか人は泣けない、という。 七分の六ではただぼんやりと自分を眺めたりするだけだ、という。 本当にそうなのか、私は自分を見つめてみる。 七分の一泣きながら、六で見つめている。 今日も。明日も。
〜110分

【男4・女2・60分】鈴江俊郎『桜井』

鈴江俊郎『桜井』上演時間・人数 上演時間 110分 人数 10人 男6 女4 あるいは 60分 人数 6人 男4 女2 2つのバージョンがあります 受賞歴 KYOTO演劇フェステ...
〜60分

【男1女2・45分】鈴江俊郎『いちごの沈黙。』

鈴江俊郎『いちごの沈黙。』-戯曲を探す 戯曲図書館 ランプの宿に、会社からのご褒美旅行でやってきた男女。 彼らはファーストフードの店長たち。 年に一度の売上コンクール全国大会の金銀銅メダリストだ。 常連になっている彼らは、この自然を満喫するというよりは自然に負けそうになっているだけの悲惨な旅に右往左往する。 三年連続金メダリストの男は苦労もしないでいろんなものが手に入ってしまう自分の現実に、なにか手応えのなさすら感じている。 手応えもないまま、社長から「こっそり使え」と八千万円もの金を預けられている。 彼の不条理な悩みは深まるばかりだ。 その時、不気味な宿の主人に彼らは監禁されていることが明らかになる。 トイレに行ったら猟銃で「部屋に戻れ」と脅されたのだ。
〜110分

【男5女7・110分】 鈴江俊郎『家を出た』

鈴江俊郎『家を出た』上演時間 110分  人数  12人(男5・女7)/14人(男5・女9)死んだはずの吉田が目を覚ますとそこは、ある「場所」だった。 心を休めるため に用意された、場所。 死者達はいったんそこに立ち寄り、そしてぷつっ、とすべて消えてしまおう、と決める。 その気持ちがかたまるまでを過ごす場所なのだ。 一日のうち決まった 時間だけ下界、現世のことを覗くことができるけれど、 そんなことをしてどうなるというのだろう。 日に日に友に母に父に恋人に忘れ去られていく私たち。 人は必ず消える。そして忘れられてしまう。それを僕たちは受け入れられるのだろうか。 さまざまな若者たちがそこでもがく。 友達思いのバスケット部員たち、いじめに復讐した少女、永遠の恋を誓った青年。 いのちっていうのは、いとおしく、そしてこっけいだ。
〜60分

【男1女5・60分】鈴江俊郎『そこにあるということ』

中山は二十八才。 同時に三人の女性を妊娠させてしまった。 女たちは中山の部屋に押し掛け、詰め寄る。 三人三様の孤独がいとおしかった、としか言いようがない。 うまく説明できない中山。 食堂で焼きナス定食を楽しみにしていると、突然泣けてきて困ることがある。 楽しみにしている自分のことを見ちゃったんだ。 見ちゃったらお終いのような気がするんだ。 そこにはなにもないんだきっと。 呟くばかりの中山を女たちは見捨てられるのか。女たちもまた呟くのだろう。 そこにはなにもない、と。 https://shiroinuma.wixsite.com/shiroinuma/sokoniより引用。
〜80分

【男3女5 or 男2女6・80分】鈴江俊郎『牛乳で夜を染めたい』

鈴江俊郎さんの「ともだちが来た」を読んで感情表現の繊細さに、衝撃を受けてそのまま読んだ作品です。鈴江さんはいったいどこからこのエピソードを思いついたのやら、定時制高校の様子がありありと描かれています。特に、ある女子生徒が先生への思いを爆発させて、教室で迫る場面。机と椅子を引き合いにだして、説得する先生の少し馬鹿げたおもしろさと、生徒の必死さのコントラストが印象に残りました。
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