【多数・130分】野田秀樹『贋作 桜の森の満開の下』

〜130分
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野田秀樹『贋作 桜の森の満開の下』の上演時間・人数

上演時間 約130分 (NODA・MAP第22回公演HP特設サイトより)

人数 多数 (演出方法によって人数が異なります。メインの人数は12人。そこにアンサンブルとして人数が加わります。)

 

あらすじ

桜が舞い散る深い深い森の中。三人のヒダの匠の名人が、ヒダの王家の王(野田秀樹)の下に集められる。その名は耳男(妻夫木聡)、マナコ(古田新太)、そしてオオアマ(天海祐希)。三人の匠らは、それぞれの素性を隠し、名人であると身分を偽っている。ヒダの王は集まった三人の匠らに夜長姫(深津絵里)と早寝姫(門脇麦)を守る仏像を姫たちの16歳の正月までに彫りあげることを命じる。そして、3年の月日が経ち、三人が仏像を完成させたとき、それぞれの思惑が交錯し…。

 

感想・コメント

平成元年に夢の遊眠社で初演を迎え、その後再演を繰り返し、平成の終わりに近い2018年にもNODA・MAP版で再演がありました。さらには、シネマ版というのも2019年にあり、長く広く愛されている作品です。

内容は、坂口安吾の「桜の森の満開の下」、「夜長姫と耳男」、その他小説やエッセイをもとに古代日本史の壬申の乱の話などを加えて、再構成された作品です。

原作はどちらも青空文庫などで読むことができますのでぜひ読んでみてください。

坂口安吾の「桜の森の満開の下」では、昔は、いまのように桜は美しいと人が集まるような場所ではなく、むしろどこかもの恐ろしさを感じる場所で、そこを通るものはみな狂ってしまうという様子が描かれています。

「美しさ」と「怖さ」が相反するものではなく、むしろ近いものだと言わんばかりの描写は、野田秀樹さんも『贋作 桜の森の満開の下』で描いています。夜長姫の美しさあまりに、取り憑かれる男たち。それはまるで桜の木のような不気味さを放っています。

それはさらに言えば、人間の顔をしていても心が鬼であるような、鬼の顔であっても人間の心を持っていたり、正常と狂気どこか分離できない性質を私たちも持っているというような問いかけにも見えます。

でも、そんなこと考えていなくても、後半部分のセリフはとにかく綺麗で美しい。

そんな野田秀樹さんの作品に取り憑かれている自分を振り返り、これも狂気の一種なのかなと思いました。「いやぁ、まいった… まいった…」

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野田秀樹『贋作 桜の森の満開の下』の上演許可について

野田秀樹さんの作品の上演許可は、NODA・MAP公式サイトに情報があります。

ご質問・お問合せ - 野田地図
野田地図(NODA MAP/野田地図)は、野田秀樹の公式ホームページです。野田秀樹に関する最新情報、公演、出演者、書籍DVD等の各種情報を随時載せていきます。また、演劇に関するコラムなども読めます。

上演許可申請を出し、上演料を支払えば、問題なく許可を得られると思いますので、必ず上演許可を取ってから上演するようにしましょう。

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