柴幸男『わが星』

〜90分
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柴幸男『わが星』

ー時報で奏でるラップミュージカル

第54回岸田國士戯曲賞 受賞 (2010年)

男:4 女:4  上演時間:約90分

あらすじ

夜空に瞬く無数の光、今そのひとつが消えた。そのことに誰も気がつかない。だって夜空は広すぎるから。かつてあの星には色んな人が住んでいて幾度となく慈しみあって争いあってそして静かに滅んでいった。僕は彼らを思い出す。いつか僕のことも誰かが思い出すのだろうか。あの星の話をしよう。そこに暮らしていた人々の話。

今はもう誰も知らない話。星の誕生から滅亡までをひそやかに語る今回はそんな”ままごと”。

Mitaka”Next”Selection 10th. 青年団リンク ままごと『わが星』|星のホール|三鷹市スポーツと文化財団より引用。

岩松了氏の選評

『わが星』(柴幸男)は、ひとつの家庭、ひとりの少女を宇宙の中に放り出し、無用な思い入れなく、人のあわれを描き出している。無常観すら感じさせるその筆致は、A・キアロスタミの映画を観るようで、容易にヒューマニズムなどという言葉に手をのばしてはならぬという警鐘とも感じる。くり返しと少しずつずれてゆくシーンの連らなりも効果的だ。舞台装置や音楽に対する指定も台本には書きこまれているが、個人的には、ちまちました家庭劇もどきが横行してきた演劇シーンに、ひとつの爆破装置を仕掛けたという意味でも評価できるし、歓迎すべき作品と感じた。

https://www.hakusuisha.co.jp/smp/news/n12262.html


ラップを取り入れた演出方法で、 時報のリズムに乗せてセリフを伝える形の演劇。

地球を擬人化して、地球という壮大な時間と、人間の短い時間を対比している。

ところどころのベタなネタが笑いをさそう

これまでの演劇とは少し異なるスタイルで上演される「わが星」

「途中、4秒の休憩がございます。」!?という前説からもう柴幸男さんの世界観が現れています。

時報のポン・ポン・ポン・ポーンという音に演劇を見出すのがすごいですね、さらにそこに宇宙

と人間の対比、と類似を見せながら、生きとし生けるものの生きていくうえでの寂しさが、伝わ

ってきます。

これまでにないスタイルなので、ありふれたテーマも生き生きと色づいています。

第54回岸田國士戯曲賞を受賞したのもうなづけます。


戯曲「わが星」は、無料で公開されています↓

ままごと: ままごと「戯曲公開プロジェクト」

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