赤堀雅秋『一丁目ぞめき』

〜110分
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赤堀雅秋『一丁目ぞめき』

第57回岸田國士戯曲賞受賞

男5 女1 上演時間 約110分

≪あらすじ≫
永らくがんを患っていた父親が死んだ。母親は3日3晩、何も食べず風呂にも入らず、無言のまま身動きせず寝込んでいる。家業のスーパーマーケットを継いだ次男(日比大介)が通夜の準備に右往左往している時、20年間音信不通だった長男(赤堀雅秋)が帰ってきた。

しのぶの演劇レビュー: THE SHAMPOO HAT『一丁目ぞめき』03/21-31ザ・スズナリ

より引用

岡田利規の選評

私は赤堀雅秋氏の『一丁目ぞめき』を推した。中流家庭の一軒家を舞台にした、ノーマルな形式の劇である。築年数もかなりのものらしい様子のその家屋は、雨漏りしており、垂れてくる雨滴をバケツが受ける音が「ペタ……ペタ……」と劇中鳴り続けている。この仕掛けが、会話が途切れて沈黙が生まれた際に強い効果をもたらすものであるだろうこと、登場人物たちのかかわる俗世的な時間の流れと少しだけ別の流れやスケールを持つ時間がそこからは感じ取れ、それゆえ、劇場をあとにする観客たちの中にこの雨滴の音はこびりついてしばらくのあいだ残るだろうことは、想像に難くなかった。

第57回岸田國士戯曲賞選評(2013年) – 白水社

一丁目ぞめき

一丁目ぞめき

 
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