野田秀樹『パンドラの鐘』の上演時間・人数
人数 多数
上演時間 130分
あらすじ
物語の舞台は、大平洋戦争開戦前夜の長崎。歴史の謎に惹かれ、考古学者たちが掘り出したのは、土深く埋もれた巨大な古代の鐘。
その鐘の姿から、歴史から遠く忘れ去られた古代王国と、 鐘と一緒に葬られた古代の秘密が浮かび上がる。決して覗いてはならなかった「パンドラの鐘」に記された王国滅亡の謎とは?そして、古代の光の中に浮かび上がった<未来>の行方とは・・・?
パンドラの鐘 – 公演情報 – 野田地図より引用。
感想・コメント
野田秀樹『オイル』と対になる作品。
そちらではついついコメントしすぎてしまいましたので、こちらでは手短に述べようと思います
野田秀樹『パンドラの鐘』は、一言で言うと、「(意味するものが)わかったら面白い!けど、わからなくてもめっちゃ面白い!」と言う感じです。
野田秀樹さんは、釣りがねを見た時にそれが原子爆弾のイメージと繋がったようで(それがすごい)、こちらも戦争の話です。戦争中、そして戦後の日本の天皇制に対する皮肉の意味合いが込められているのですが、その比喩がさりげないというか、ああ、確かにそうだなあと思わされる作品でした。日本史でその辺りを詳しくなさっている方がいたら、ぜひ観てみるといいかもしれませんね。
いずれにせよ、そんな深い意味を考えなくても観て面白いく、感動して思わず涙溢れる作品です。
野田秀樹『オイル』の情報はこちら↓
野田秀樹『パンドラの鐘』の台本入手方法
野田秀樹さん作のパンドラの鐘は、『20世紀最後の戯曲集』に収録されています。
『20世紀最後の戯曲集』は「Right Eye」「パンドラの鐘」「カノン」が収録されており、読み応えのある戯曲集になっています。
野田秀樹『パンドラの鐘』の上演許可について
野田秀樹さんの作品の上演許可は、NODA・MAP公式サイトに情報があります。
ご質問・お問合せ - 野田地図
野田地図(NODA MAP/野田地図)は、野田秀樹の公式ホームページです。野田秀樹に関する最新情報、公演、出演者、書籍DVD等の各種情報を随時載せていきます。また、演劇に関するコラムなども読めます。
上演許可申請を出し上演料を支払えば、おそらく問題なく許可を得られると思いますので、必ず上演許可を取ってから上演するようにしましょう。
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