別役実『マッチ売りの少女』の上演時間・人数
人数 男2 女2
上演時間 90分
あらすじ
初老の夫婦の夜ごとのお茶会に、市役所から一人の女がやってくる。女は昔、七つの時、マッチを売っていた、マッチを売って、自分のスカートの中を覗かせていたと話し出す。そして、それを教えたのは、あなたではないか、あなた達は私の両親なのではないかと言う。女は、外に待たせていた弟も家に入れ、「善良で模範的で無害な」夫婦は、二人を拒むことも受け入れることも出来ず、戦後の混乱と混沌が、闇の中、白々とした朝の中、浮かび上がる
作者:別役実について
別役実さんは日本の日本の劇作家で、日本の不条理劇を確立したと言われています。
多筆と知られており、戯曲の作品数は日本で一番多いとも言われています。
2003年から2009年まで、兵庫県にあるピッコロシアターのピッコロ劇団の代表を務めていました。
特徴
別役実さんの作品の特徴は、
・「男1」「女2」などのように固有名詞を持たないことが多い
・電信柱、リアカーなどがモチーフとしてよく使われる
・不条理劇特有の話の噛み合わなさが随所に見られ、独特な設定な場合が多い。
などが挙げられます。
主な受賞歴
『マッチ売りの少女』『赤い鳥の居る風景』で岸田國士戯曲賞。
2008年、『やってきたゴドー』で鶴屋南北戯曲賞
など
別役実『マッチ売りの少女』の台本入手方法
別役実さんの台本「マッチ売りの少女」は、本として出版されていますので、書店や通販などで購入することができます。上演したいと思った時には、上演許可は必ずとるようにしましょう。
別役実『マッチ売りの少女』の上演許可について
別役実さんの上演許可は、別役さんの死後、三一書房さんが代行して取り扱っているようです。(2020年3月現在)
三一書房さんの問い合わせフォームより申請するようにお願いします。
必ず、上演許可をとってから上演するようにしましょう。